牡蛎とノロウイルスについて
yuriko
本ページはプロモーションが含まれています
こんばんは、ゆり子です。
今日は牡蛎とノロウイルスの関係についてちょこっとお話ししたいと思います。
って、こうやって書いたら牡蠣食べる気無くなるやんね~💧
すみません💦
でも、牡蛎とノロウイルスは切っても切れない関係なんです(>_<)
ただ、ちゃんと処理をすれば安全でおいしく牡蠣を召し上がっていただけます!
せっかく美味しい牡蛎を食べたのにお腹痛くなった―!ノロウイルスにかかったー!ってなったらつらいですもんね;つД`)
以前、あたくしは医療福祉関係の仕事をしてたんですよ~
この時期は感染防止でピリピリしてました(;^ω^)
感染予防の研修なんかにも参加させてもらったりもしてたんです。
まぁ、そんな経験とかも活かしてノロウイルス感染のポイントなどをまとめてみましたので、牡蠣を調理するときだけでなく、普段の生活にもお役立ていただけると幸いです。
ノロウイルスって何?
寒くなってくるこの時期!インフルエンザと一緒に猛威を振るうのがノロウイルス!!
ノロウイルスは感染性の胃腸炎や食中毒の原因となるウイルスです。
人から人へ感染するものですので、高齢者施設や学校と言った施設での集団感染が度々ニュースで流れたりしますよね。
嘔吐下痢を繰り返し、高齢者や乳幼児では重症化するしてしまうこともあるので要注意です!!
ノロウイルスの特徴
そんなノロウイルスの特徴は主に次の5つ!
- 感染力が強い
- 人の体内でしか繁殖しない
- 少ないウイルス量でも発病する
- 加熱に弱い
- 次亜塩素酸ナトリウム(ハイターなど)は効果があるが、アルコール消毒はほとんど効果が無い
多分、専門職の方からしたらもっと特徴はあるのでしょうが一般的に言われているものを書きだしました。
ノロウイルスって本当に感染力が強いウイルスなんです。
なかなか死滅しないし、ちょっとでも体内に取り入れちゃうと感染してしまいます。
そんなわけで、ノロの家族を看病していたお母さんが今度は感染したーなんていう二次感染がおきちゃうんです。
ノロウイルスを防ぐには
ただ、そんなノロウイルスにも弱点はあります!!
加熱に弱い!!!
85℃~90℃で2分以上加熱するとウイルスが死んでしまうそうです!!
なので、しっかりと加熱調理をしたものを食べるのがベストですね!!
パッと見外はこんがり焼けてたり火が通っているように見えても中はまだ半生状態~って感じだとウイルスの死滅には至りません。
中心温度計をお持ちの方はそれを使用して中心温が85度以上になるように!
お持ちでない方は半分に切って中まで火が通っているかよーく確認してくださいね!!
また、ノロウイルスは一般的なアルコール消毒は効きにくいのですが、ハイターなどを薄めた次亜塩素酸ナトリウム消毒にはめっぽう弱いそうです!!
なので、ノロウイルス予防としてよく手が触れるところ(ドアノブやテーブル、手すりなど)を薄めたハイターで拭いてあげると良いですよ(^^♪
※家具など、物によっては変色する恐れがあるものもあります。
目立たないところを少し拭いて大丈夫そうなら、次亜塩素酸ナトリウム除菌をしてください!
感染経路
ノロウイルスの感染経路は次の2つ!!
「人から人への感染」と「食品から人への感染」です。
まず、人からの感染の場合は、患者の便やおう吐物からの二次感染がほとんどです。
家庭や施設内などでノロウイルスに感染した人が出た場合、その感染者の便やおう吐物の飛沫が看護者や周囲の人の体内に入り感染してしまいます。
次に食品からの感染の場合は、感染した人が調理などして汚染された食品を食べて感染してしまうパターンや、ウイルスの蓄積した、加熱不十分な食品を食べて感染してしまうパターンが多いです。
ちなみに現在効果のある抗ウイルス薬はなく、通常脱水症状などへの対症療法が行われるそうです。
ノロウイルスの主な症状は以下の通りです。
- 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、微熱が1~2日続く。
- 軽い風邪のような症状のこともある。
乳幼児や高齢者の場合は、おう吐物を吸い込むことによる肺炎や窒息にも注意が必要です。
また、潜伏期間があり感染から発病まで1日から2日かかります。
あれ?ノロかな?っと思ったら早めに医療機関に相談、受診してください。
牡蛎がノロウイルスの原因とされるわけ
ここまでノロウイルスについて書いてきたんですけど、これがなんで牡蛎と関係するの?って感じですよね(;´∀`)
これは、ウイルスを含む糞便が下水等を通じて河川や海へ流れ込み、牡蠣をはじめとする二枚貝の中にとりこまれて濃縮されるからなんです。
さらに水温が低いと貝のウイルスの排出能力も低下してしまいます。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は一年を通して発生していますが、毎年冬から春にかけて発生報告が増加しています。
この原因の一つは寒くなって海水の水温が下がり、貝のウイルスの排出能力の低下もあると思います。
そして、タイミング悪く?この時期に旬を迎えるのが牡蛎!!
もちろん牡蛎も二枚貝の仲間なので、物によってはウイルスを取り込んで濃縮しちゃっているものもあります。
さらに排出能力が落ちているので、ウイルスが排出されずに蓄えられたままに・・・💦
そんなこともあってか、「牡蠣を食べてノロウイルスにかかった~(>_<)💦」って言われるようになってしまったんです。
なので、生食用と書かれていてもできるなら加熱して食べるのがベストかなとあたくしは思います(;^ω^)
牡蛎を美味しく安全に食べるために!
ノロウイルスは、牡蠣をはじめとする二枚貝の内臓に存在しているので、表面を洗うだけでは除去できません。
また貝を殻から出すときや洗う時には、まな板などの調理器具を汚染することがあります。
そのため専用の調理器具を用意するかハイターを使って消毒を行い、ほかの食材への二次感染を予防することが重要です。
調理器具などの消毒は洗剤などで十分に洗浄後、熱湯消毒するか市販の食器用漂白剤を250倍に希釈したものに浸けるなどして消毒しましょう
さらに食品中のノロウイルスを死滅さすためにはノロウイルスの弱点でもある加熱が重要です。
ノロウイルスの特徴のところでも書きましたが、85℃~90℃で2分以上加熱するとウイルスが死んでしまうそうです!!
よく加熱してから食べるようにしましょう!!
そして調理する人の健康管理も大切です。
普段から感染しないように食べ物や家族の健康状態に注意したり、おなかがいたいな~。なんか調子悪いな~って時は、食品を直接扱わないようにしましょう。
また、ノロウイルスについてや予防のポイントは農林水産省のホームページに詳しく掲載されていたのでリンクを貼っておきます!!
こちらも参考にしてください!!
とまぁ、長々といろいろ書いてしまいましたが要は加熱と消毒!!
しっかり洗って、しっかり加熱!!
使い終わった調理器具はハイターで除菌°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
これを守って今が旬の牡蛎を美味しく安全に食べましょう!!