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うどん屋 のぼり釜に行ってきました / 三豊市

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讃岐うどん@ゆり子飯のゆり子です。

のぼり釜はざっくり書くと次のようなお店です。

  • 三豊市財田町にある
  • 9:00 ~ 17:00
  • 不定休
  • 半セルフ店
  • メニューは3種類
  • サイズは小
  • テーブル席のみ
  • 駐車場はお店の敷地内
  • さぬき豊中ICから約22分
  • JR讃岐財田駅のすぐ横
  • 岡本焼の窯元

ということで、このあたりに触れながら書いていってみたいと思います。
まずは目次から気になるところをご覧ください。

ちなみに最終の訪問日は2020年7月です。今後も訪問したときには本記事に追記・更新していく予定です。

うどん屋 のぼり釜の基本情報

店舗外観_のぼり釜_2020-07-31

※情報は2020年8月2日時点の内容です。変更や訂正はご意見BOX / 伝言板からお知らせください。

名称
うどん屋 のぼり釜 (ウドンヤ ノボリガマ)
料理の種類
うどん
所在地
〒768-0401 香川県三豊市財田町財田上7239-13
交通手段など
JR讃岐財田駅のすぐ隣にあります。
営業時間
9:00 ~ 17:00
定休日
不定休
電話番号
0875-67-4300 (カーナビ用)
参考予算
300円 ~
WEBサイト
ホームページ

窯の前で食べるうどん

お店があるのは陶芸を行っている窯元です。
そしてなんと、うどんを食べるところは器などを焼く釜のすぐ隣です。

大きな登り窯を眺めながら頂くうどん。
なんだかNHKの朝ドラのワンシーンのような風景です。

岡本焼の器

店主は岡本焼の陶芸家でもあります。
お店で使われている器類はすべて店主のお手製。

釉薬を使わない岡本焼は出汁や水の味がまろやかになるんだそうです。
持った時も少しざらッとした手触りながらも手の中に落ち着く温かみのある器です。

JR讃岐財田駅の近く

お店の場所はJR讃岐財田駅のすぐ近く。と言うより隣です。

JR讃岐財田駅を目印に田舎道を進めば駅の横にのぼりが立って、大きな登り窯の煙突が見えます。

2020年3月オープン

陶芸家のご主人と奥さんが夫婦二人三脚で岡本焼の作品作りを行い、2階のギャラリーで喫茶を営んでおられたのがもともとです。
そこに2020年3月からうどん屋が加わりました。

出汁は朝早くから奥さんが起きて作るいりこのお出汁です。
麺は近くにある岡崎製麺所さんから仕入れているのだそうです。

のぼり釜で食べたうどん

「のぼり釜」で食べたうどんを紹介します。

かけうどん

写真は小1玉です。(2020年7月訪問)

ちくわとお揚げさんの乗ったかけうどんです。
薬味は小皿に添えられています。

つるつるのうどんにいりこの風味のお出汁が美味しいです。
出汁の口当たりも優しくて落ち着くような味わいです。

冷やしうどん

冷しうどん_のぼり釜_2020-07-31

写真は小1玉です。(2020年7月訪問)

見た感じは濃いめなつけ出汁ですが、まろやかな飲み口だからかな?濃くはないけど旨味はしっかりとあるお出汁です。
うどんもツルツルで出汁とよくあって美味しいです。

うどんの丼も出汁猪口も薬味皿も全部、陶芸家のご主人のお手製のものだそうです。
高級感もありながらも素朴な温かみをも併せ持ち、うどんのおいしさを見た目からも引き立てているように感じました。

メニューと注文方法

のぼり釜は半セルフサービスのお店です。

メニューについて

メニュー表_のぼり釜_2020-07-31

▲メニュー表は2020年7月訪問時の写真です。

  • かけうどん
  • 冷やしうどん
  • 冷やし素麺ぶっかけ

大きさは通常1玉です。

サイドメニューは特にありませんが、ソフトクリームの販売や2階のギャラリーが喫茶スペースになっています。

注文方法について

のぼり窯は後払いの半セルフサービス店です。

お店に着いたら、カウンターのところで、注文し、席につき、うどんが運ばれてきたら、いただきますして、食べ終えたら食器を返却し、お会計をし、ごちそうさまするタイプのお店です。

簡単に入店から退店の流れをまとめてみました。

  1. お店に着きます
  2. 登り窯の前のカウンターに向かいます
  3. うどんを注文します
    例「かけうどん」
  4. 席につきます
  5. お冷とうどんが運ばれてきます
  6. それではいただきます
  7. 食べ終えたら食器をカウンターへ返却します
  8. そのまま食べたものを自己申告してお会計します
  9. ごちそうさまでした

初めての来店で手順がわからないときはお店の方に聞いたり前の人のやり方を見てマネするといいと思います。

のぼり釜の雰囲気

お水_のぼり釜_2020-07-31

▲お冷の湯呑

うどんの丼だけでなく、使われている器はすべて陶芸家でもあるご主人が作られた岡本焼の器です。

釉薬(ゆうやく)を使わずに自然の力で作られた焼き物で、水をまろやかにしてくれる作用があるそうです。
何となく口当たりの優しいまろやかなお冷な気がします。

ピッチャー_のぼり釜_2020-07-31

▲ウォーターサーバー

何と驚き!
お冷の入ったウォーターサーバーも岡本焼でした。

これかっこいいなぁ。
焼き物とか全くわからないのですが、個人的にすごく惹かれました。

あとこちらの写真、窓の向こうに椅子とテーブルが見えてます。
あちらは室内席になります。

夏は外の席で気持ちよかったですが、冬場は室内のほうが良さそうですね。

店内の雰囲気_のぼり釜_2020-07-31

▲釜のすぐ隣で食べます

うどんを頂くところは大きな窯の前です。

陶芸家のご主人が焼き物に気軽に関わってもらいたいという思いから、この登り窯の前にうどん屋さんを併設したそうです。

店内の雰囲気_のぼり釜_2020-07-31

▲たくさんの薪

釜の横には大量の松の木の薪が積み上げられています。
釜に火を入れるとこれが一気になくなるくらいガンガン燃やすそうです。

店舗外観_のぼり釜_2020-07-31

▲外観

なかなか見ることのない大きな登り窯

初めて拝見させていただきました。

煙突_のぼり釜_2020-07-31

▲お店の外には太くて大きな煙突

こういった機会がないとなかなか陶芸に触れる機会ってないので、素敵な時間が過ごせたと思います。
貴重な体験をしつつ美味しいうどんがいただけるお店です。

のぼり窯の周辺情報

うどん屋さんとしての「のぼり窯」だけでなくその周辺についても少し触れていってみたいと思います。

ギャラリーとよなか

ギャラリーカフェとよなか_のぼり釜_2020-07-31

2階はギャラリーになっているとのこと。
そちらにもお邪魔してきました

岡本焼・工芸・陶芸_のぼり釜_2020-07-31

釜の横の階段を上って左側の部屋です。

伝統工芸 岡本焼のギャラリーとして「ギャラリーとよなか」と言う施設になっています。

岡本焼_のぼり釜_2020-07-31

ご主人が作った器や置物の展示販売がされています。

お部屋の中央には岡本焼の器や置物がずらり。

カフェのメニュー_のぼり釜_2020-07-31

カフェスペースにもなっておりこちらでコーヒーをいただきました。

コーヒー_のぼり釜_2020-07-31 

コーヒーはご主人の作られた岡本焼のコーヒーカップで出してくださいました。
温かみのある赤茶色のきれいな器です。
釉薬を使っておらず絵付けとかもしていない素朴で自然の美しさのあるコーヒーカップです。

岡本焼の特徴の一つに水をまろやかにするとのことですが、その器に入れられたコーヒーも苦みはありながらもまろやかな舌触りのおいしいコーヒーでした。

カフェから財田駅_のぼり釜_2020-07-31

テーブルから窓の外に目をやると、すぐ目の前には財田駅。

駅に来る列車を眼下に眺めることができます。
天気がよく緑がばえて絶好のロケーションです。

写真は普通の鈍行列車ですが、このあとタイミングよくアンパンマン列車も見れました。

ロケーション抜群_のぼり釜_2020-07-31

美しい器に、列車の走るのどかな風景を眺めながら食後のコーヒーを頂くのも優雅な昼下がりとなっていいもんだなぁと思いました。

岡本焼のこと、のぼり釜のこと

釜_のぼり釜_2020-07-31

ご主人と奥さんからは、釜のこと、歴史のことなんかをいろいろお話ししてくれました。

さぬき岡本焼は香川の伝統工芸の一つです。
釉薬を使わず作る焼き物で、窯の中で灰が作品に降り注ぎそれが自然釉となって出来上がるとのこと。
赤味がかった温かみのある風合いは素朴ながらも落ち着く色合いです。
自然の力で焼き上げる物なので焼き色はそれぞれ違っていろんな顔を見せてくれるそう。

この岡本焼は水をまろやかにしてくれる作用があるそうです。
昔から水瓶の水が腐らないように、釉(うわぐすり)を使わない焼き物は焼き物自体が呼吸をしているとのこと。

確かに岡本焼の湯呑に入ったお冷や丼やだし猪口に入ったうどんの出汁も丸みのあるまろやかなお味でした。

釜の中_のぼり釜_2020-07-31

この岡本焼を作るのに必要な薪にもこだわっているようで、赤松の木から取れる薪が良いようなんですが、年々いい赤松が減っているらしいです。

釜の横にもたくさんの薪が山積みになっていたのですが、これがたった1日で使い切ってしまうとのこと。
と言うのも1回の窯焼きで使う薪の量は5トントラック2杯分で、すごい量の薪が使われているんですね。
年に1回11月に火入れをするのだそうですが、1200度の温度まで上げたのを約2週間焚き続けるそうでなかなか骨の折れる作業です。

また、窯の中に入れる作品の配置や温度を上げるための薪の入れ方やタイミグなどご主人の技術とこだわり、そしてそれを支える奥さんの力があって素晴らしい作品が出来上がるんだなぁと実感しました。

JR讃岐財田駅

財田駅前_のぼり釜_2020-07-31

せっかくここまで来たので財田駅に入ってみることします。
こちらの駅は無人駅です。

財田駅前_のぼり釜_2020-07-31

この日も撮り鉄さんでしょうか?ホームからカメラを構えた方が暑い中ベストショットを狙っておられました。

財田駅_のぼり釜_2020-07-31

緑広がるのどかな田舎の原風景に走る列車。
なかなか絵になりそうですね。

財田駅_のぼり釜_2020-07-31

列車が走ってなくても青空に緑燃ゆる初夏の風景にポツンとある無人駅のホーム。
う~ん、エモいです。

アクセス

「のぼり窯」はJR讃岐財田駅のすぐ隣にあります。

自動車

財田駅から右方向_のぼり釜_2020-07-31

▲JR讃岐財田駅の正面に立って右を向くとこんな感じです。

道路沿いに黒字に黄色文字の看板、それと旗が、左の植物の間からは煙突が見えているのですが、ちょっと分かりづらいですね・・。

財田駅のすぐ隣_のぼり釜_2020-07-31

▲もうすこし近づいてみます

場所が場所だけに、反対方向からは地元の方以外は来ないかなと思います。

普通にカーナビでJR讃岐財田駅に向かってやってくるとこの方向です。

駐車場

駐車場_のぼり釜_2020-07-31

▲お店の敷地内にある駐車場です。

広く普通に停めやすい駐車場だと思います。

少し離れたところに第2駐車場があるのでそちらにも行ってみたのですが、ちょっと分からない感じでした。

お店敷地内の第1駐車場だけでも十分な広さがあるので、そっちメインに止めるのがおすすめです。

高速道路から

最寄りはさぬき豊中IC

最寄りのインターは、さぬき豊中ICです。
さぬき豊中ICから「のぼり釜」までは下道で約14.8 km(約22分)です。

上り線からは大野原IC

愛媛県、高知県方面から高速道路を走ってくるなら大野原ICが候補です。
大野原ICから「のぼり釜」までは下道で約18.8 km(約29分)です。

下り線からは府中湖PA/SIC

香川県東部、徳島県東部、淡路島のほうから高速道路を走ってくるなら府中湖PA/SICが候補です。
府中湖PA/SICから「のぼり釜」までは下道で約24.1 km(約33分)です。

下り線からは坂出IC

瀬戸大橋を渡ってくるなら坂出ICが候補です。
坂出ICから「のぼり釜」までは下道で約24.1 km(約35分)です。

香川県内のインターチェンジからの目安

のぼり釜から各インターチェンジまでの距離と時間をまとめました。

名称 距離 時間
府中湖PA/SIC 24.1 km 33分
坂出IC 24.1 km 35分
善通寺IC 17.4 km 26分
三豊鳥坂IC 16.9 km 25分
さぬき豊中IC 14.8 km 22分
大野原IC 18.8 km 29分

一番近いのはさぬき豊中ICで、「のぼり釜」までは約22分です。

ですが、のぼり釜と各インターとの位置関係で、さぬき豊中ICまで来るより少し手前のICで降りてもほとんど変わらない感じです。

公共交通機関

最寄り駅

のぼり釜に近い最寄り駅は次の通りです。

徒歩 自転車 自動車
琴電琴平線 琴電琴平駅
駅前の様子
9.4 km /
2時間1分
9.4 km /
44分
10.4 km /
17分
駅からのルート
JR土讃線 琴平駅
駅前の様子
9.6 km /
2時間3分
9.6 km /
45分
10.3 km /
17分
駅からのルート
JR土讃線 讃岐財田駅
駅前の様子
100 m /
1分
100 m /
0分
100 m /
1分
駅からのルート

※おおよその距離、おおよその時間です。時間帯・交通量により変動があります。目安としてください。
※「自転車」・・・レンタサイクルもしくは輪行など
※「自動車」・・・タクシーなど

駅周辺のタクシー、レンタサイクル、バスの情報は調査中です。

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さぬきうどん全店制覇

その名のとおり香川の讃岐うどん店が全店載っています。
あたくしは生まれも育ちも香川なんですが、いつも行くうどん屋さんは近所の決まったところばかり。 地元民って案外そういうものかもしれません。

なので、リビングに1冊、旦那はんの車の中に1冊。
遠出する or したときに取り出して行先を探したりしてます!

讃岐うどんの通販