ヨーグルトメーカーの他の使い方は?

本体パーツ_アイリスオーヤマ_ヨーグルトメーカー_2022-03-16

ヨーグルトメーカーを買った、もしくは買おうと思ってるけどヨーグルトしか作れないんじゃなんかなぁあって思っている人いませんか?

ヨーグルト以外にも使い道は無いのかなぁって思っている方いらっしゃると思います。
ヨーグルトメーカーと言ったらヨーグルトを作るだけのものと思われがちですがそうではありません。

いわば発酵器なのですから温度と時間を変えるといろんな発酵食品を作ることができます。

例えば、定番どころだと甘酒。
他にもあったら便利な調味料として使われる醤油麹や塩麹も作れます。
さらには納豆や塩レモン、水キムチなんかもできます。
お好きなフルーツとお酢でフルーツビネガーなんてお洒落なものまでいろいろ作れて使い道は多岐にわたります。

また、作った調味料や発酵食品を使っていろんなお料理に挑戦することもでき、レシピの幅も広がります。

そんなヨーグルトメーカーのヨーグルト以外の使い方を詳しくご紹介します。

ヨーグルトメーカーで作れる料理

ヨーグルトメーカーと言ったら牛乳に種菌を入れて発酵させるのを手助けする機械。
要は発酵器です。
なので、ヨーグルト以外の発酵食品を作ることができます。
温度や時間さえ注意したら、麹を発酵させて塩麹や醤油麹、甘酒まで。
他にも水キムチや塩レモン、フルーツビネガーに納豆まで!
いろいろ作ることができます。

それぞれのジャンルごとに作れるものを紹介していきます。
またここで紹介するのはあくまでメニューの一部です。
使い方と工夫次第で作れるメニューはもっとたくさん増えていきますよ。

ヨーグルト系

ヨーグルトメーカーと言ったらヨーグルトとひとくくりにされてしまいがちですが、作れるヨーグルトも様々です。

自家製ヨーグルト

牛乳に市販のプレーンヨーグルトを種菌にして作るシンプルかつ定番のメニューです。
詳しい作り方はこちらから

カスピ海ヨーグルト

とろとろとした口当たりのカスピ海ヨーグルトもヨーグルトメーカーを使えば手軽に作れます。
牛乳に市販のカスピ海ヨーグルトを加えてだいたい27℃で9時間発酵させれば完成です。

飲むヨーグルト

牛乳に市販の飲むヨーグルトを加えて作るメニュー。
ヨーグルトメーカーの種類によってはワンタッチで簡単に作れるものもあります。
詳しい作り方はこちらから

 麹・酵母系

市販の米麹などを使ってあったらワンランクアップな調味料や美味しい甘酒を作る事もできます。

塩麹

あると便利な塩麹。
麹と塩と水だけで作れます。
材料を混ぜ合わせたら60℃で約8時間発酵させたら完成です。
豚肉などと一緒に漬け込んで焼いたらいい味付けになるだけでなくお肉も柔らかくなるので作っておくと便利です。
ヨーグルトメーカーの種類によってはワンタッチで簡単に作れるものもあります。

醤油麹

鶏肉を漬け込んだり和え物につかったりと色々使える醤油麹。
野菜スティックにつけて食べたり玉子かけご飯に醤油の代わりにちょっと乗せても美味しいですよね。
これも簡単に作れます。
麹と醤油、少量のお水を混ぜ合わせたら大体60℃で約6時間発酵させて完成です。

甘酒

麹と言ったら忘れちゃならないのが甘酒。
米麹から作る甘酒はお砂糖を入れずとも自然な甘さを醸し出しています。
ヨーグルトメーカーの種類によってはワンタッチで簡単に作れるものもあります。
詳しい作り方はこちらから

天然酵母

パン好きなら気になる天然酵母。
天然酵母のパンってふっくらもっちりいい香りですよね。
この天然酵母自体も作ってしまえるんです。
ぬるま湯にっ市販の天然酵母を振り入れたらおから上になるまでゆっくりかき混ぜます。
ヨーグルトメーカーにセットし、27~29℃くらいで24時間発酵させます。
ドロッとした液状になり、お酒のような香りがしたら完成です。
冷蔵庫で保管します。
だいたいですが、市販の天然酵母とぬるま湯は1:2の割合で作ります。
時間が経つにつれて酵母の力が弱まっていくので早めに使い切るのがオススメです。

その他の発酵食品系

そのほかにも様々な発酵食品も作ることができます。

納豆

少し手間はかかりますが、なんと納豆までできてしまうんですね。
乾燥大豆を水でもどして柔らかくなるまで圧力鍋で煮ます。
煮たら豆が熱いうちに市販の納豆を少し加えて混ぜ合わせます。
容器の口は開けたまま布巾を乗せて、ヨーグルトメーカーの素と豚を少しずらして空気が入るようにします。
これは納豆の発行には空気が必要なためです。
準備が出来たら45℃で24時間発酵させ、さらに冷蔵庫で2~3日寝かせたら完成です。
容器の代わりにきれいに洗って消毒した牛乳パックを使用するとそのまま捨てることができて便利です。

水キムチ

美容大国韓国の家庭料理でもある水キムチ。
唐辛子を使わない汁気のおオイキムチです。
キムチにしたい野菜(大根や人参、キュウリなど)を適当な大きさにスライスします。
塩を振って10分ほど置き、軽く水気を切ります。
容器に米のとぎ汁と砂糖、酢を入れたら35℃で5時間セットします。
その後スイッチが切れてからも数時間そのまま放置し、密閉容器に移して冷蔵庫で冷やしたら完成です。

塩レモン

サラダのドレッシングや肉料理の下味など色々使える塩レモンもヨーグルトメーカーで手作りすることができます。
レモンは皮ごとしっかりと洗い5㎜幅のいちょう切りにします。
レモンの重さの約10%の塩加えて、軽く振って満遍なくまぶします。
ヨーグルトメーカーにセットし、60℃で10時間発酵させれば完成です。

フルーツビネガー

甘酸っぱいフルーツビネガーは炭酸で割って飲んだら美味しいですよね。
これも自家製できます。
しかも、自分の好きなフルーツで作れるうえに生のフルーツなので体にも良さそうです。
お好きな果物を皮をむいたりヘタや種をのけ、一口サイズにカットします。
お好きなお酢(穀物酢でもリンゴ酢でも、黒酢でもOK)と砂糖を加えて混ぜ合わせたらヨーグルトメーカーにセットし、40℃で6~7時間発酵させます。
タイマーが終了したら、良くかき混ぜ、砂糖が溶けたら冷蔵庫で保存します。

応用編

ヨーグルトメーカーで作った発酵食品を使って作れるメニューを紹介します。

ギリシャヨーグルト

濃厚クリーミーなギリシャヨーグルトも手作りできます。
まずは普通にプレーンヨーグルトを作ります。
それをコーヒーフィルターなどで漉します。
すると、水切りした液体(ホエー)が落ちてフィルター内にギリシャヨーグルトが溜まって出来上がりです。
だいたい半日以上冷蔵庫で漉すのが良いみたいです。
また、出来上がったギリシャヨーグルトに塩をほんの少し加えると自家製クリームチーズにもなります。
クリームチーズになると使える料理もかなり増えますね。

天然酵母パン

自家製天然酵母に強力粉や砂糖、塩、水を加えて捏ねて作る天然酵母パン。
市販のインスタントドライイーストを使うより少し時間はかかるのですが、酵母の香りがとてもいいパンが焼けます。
このパンを使ってサンドイッチにしても良いし、焼くときに何か具材を包んで焼いても良いですね。

唐揚げ

手作り醤油麹や塩麹で作る唐揚げです。
醤油麹や塩麹、酒、しょうが、にんにくと一緒に切ったもも肉を漬け込んでおいてカラッと揚げたら美味しいから揚げになります。
麹の力で肉質が柔らかくなり、ふっくらジューシーなからげに仕上がります。
冷めても柔らかくて美味しいのでお弁当のおかずにもおすすめです。

甘酒饅頭

お饅頭の皮に甘酒を使って作る甘酒饅頭です。
ふっくら甘い香りがたまりません。 お好みの餡を入れて作ってみてください。